岩手県に受け継がれる郷土芸能のお話。その1
皆さんは岩手県の郷土芸能と聞かれて
何を思い浮かべるでしょうか?
ほとんどの人は何も思い浮かばないか、さんさ踊りを思い浮かべるでしょう。
鹿踊り(ししおどり)を思い浮かべた方は宮沢賢治に詳しい方でしょうか。
おそらくこの記事をご覧になってる方で知っている人はほとんどいないと思いますが、
めちゃくちゃカッコいい郷土芸能があるんです!
まずは動画をご覧ください。
おそらく初めて目にした方がほとんどだと思いますが、この踊りは
鬼剣舞(おにけんばい)
といいます。
地元である岩手県北上市では愛着を込めて「けんベぇ」と呼ばれています。
名前の通り、鬼のような面をつけた踊り手が扇と刀用いて勇壮に踊る郷土芸能です。
この鬼剣舞、実はこのブログを書いている僕も踊り手の一人です。
このブログでなぜいきなり鬼剣舞を取り上げたのか。
この郷土芸能、めちゃくちゃカッコいいです(個人の感想です。)!
歴史もめちゃくちゃあります(一説によると1300年)。
でも日本国内の知名度がイマイチなんです。
実は最近、この「鬼剣舞」を含む「風流踊り」をユネスコ無形民俗文化財に登録しようという動きが高まっています。
北上市内や近辺市町村である岩手県南部の人間であれば知らない人はいないほど、街のシンボル的な存在となっているのですが、同じ県内の盛岡市など岩手県北部での知名度はあまり高くありません。
多くの北上市民はみちのく芸能まつりに盛岡さんさ踊りを被せられテレビまでさんさ踊り一色にされていることに対して不満を抱いているであろう。
ましてや岩手県を出てしまえば鬼剣舞なんて少し物騒な響きのする言葉としか思われていないことでしょう。
そこで!!!
鬼剣舞の知名度を向上させようと、このブログで紹介しようと考えた次第であります!
とまあ、初回はこのシリーズ始めた経緯を書いて終わりにしたいと思います。
次回はもう少し鬼剣舞について詳しく書いていきたいと思います。
では。